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留学生の労働相談状況について「こくさいひろば」にうかがいました

 

10月3日(水)、留学生のアルバイトや就職に関するトラブルの相談状況について知るため、福岡県国際交流センターが運営する「こくさいひろば」(福岡県留学生サポートセンター/中央区アクロス3階)に直接行ってお話をうかがってきました。
「こくさいひろば」は、県民と在外外国人との情報交換・交流の場、 留学生の就職相談・生活相談、人材のマッチング事業などを行う機関で、運営主体は福岡県です。
知り得た情報をまとめると以下のとおりです。

 

  • 「こくさいひろば」の相談対象は、大学生・短大生・高等専門学校などの高等教育機関に通う留学生であるため、アルバイトや就職に関する相談はそれほど多くはなく、したがってそれらのトラブルに関する相談などもめったにない。
  • 留学生からアルバイトや就職に関する相談が多くない理由は、高等教育機関に通う留学生の場合、留学できるということはそもそも裕福な家庭であったり、本国から奨学金などの経済的援助も受けていることが多く、生活のために必死でアルバイトをしなければならないといった状況はほとんどないから。
  • その意味では、高等教育機関の留学生と日本語習得を目的とする日本語学校の留学生とは、生活レベルが大きく違うと思う。
  • 仮に相談事があったとしても、同郷のコミュニティの中で相互に解決し合っているようだ。
  • 法律に関わる相談については対応しきれないため、無料の法律相談や行政書士相談窓口、福岡労働局の外国人労働者相談コーナーなどを紹介して対応している。
  • 留学生の就職状況だが、多くの留学生が自国に戻って就職するケースが多い。
  • その理由は、服装や身だしなみにうるさかったり、面接回数がやたらと多いなどといった、日本企業の採用システムの問題がネックになっている。
  • 例えば中国人留学生の話によると、自国企業の就職活動では服装も比較的自由で、面接も一回だけ済むため就職活動が容易だったり、また職種によっては日本企業よりももはや賃金水準が高い場合も増えてきている。

 

気付かされたことは、日本語学校と高等教育機関では同じ「留学生」であっても生活水準が大きく異なる可能性があること、日本特有の採用システムがせっかく日本で学んだ有能な人材の「逆輸入」を助長していることなどでした。

「こくさいひろば」としても、今後ますます増えるだろう福岡県の外国の人たちにとって、地域の人たちと共に住みやすい環境づくりが必要とされるだろうし、福岡県のみならず日本に好意をもってもらうよう努力したいとおっしゃっていました。

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